「こんな素敵な場所に暮らせたらな・・・・」
沖縄に行った看護師さんなら誰でも一度は思うはず。
その願いが叶うのが沖縄離島応援ナース!
沖縄ののんびりした時間を感じながら看護師として働けたら、こんな幸せはないんじゃないか・・・って思いますよね。私もそう思ってました。
沖縄(石垣島)で応援ナースとして約1年間働いてました。
沖縄応援ナースを知ったときの衝撃たるや。
寮があって!?
赴任費用も出て!?
しかも沖縄に住める!?
そんなうまい話あるかいな!って思いました。笑
実際働いてみたらめちゃめちゃしんどいはずや・・・
休み全然もらえないかもしれない・・・
行って帰りたくなったらどうしよう・・・
未知すぎて何からどこから調べていいかわからん・・・
って働き始める前は不安たっぷりでした。
近くに沖縄応援ナースを経験した人がいないので、Google先生で検索しまくる日々。
ネットには色んな口コミがあるけど、実際に働いてた人のリアルな話はなかなか載ってない。
実際働いてた人のリアルな話を聞きたいのに・・・
手探りのまま石垣島に行くことになったけど、もっと情報があればいいのにな。
行った人と実際話できたらいいのになーって思ってました。
なので、わたしが自分の体験談を記事にしておきます!w
沖縄で応援ナースしてみたいけどどんな感じ・・・?っていう看護師さんのお役に立てれば幸いです^^
沖縄応援ナースをやるべき理由とメリット
新しい一歩を踏み出すとき、気になることは「行って後悔しない・・・?」だと思います。
私は沖縄離島応援ナースに行ってよかった!って心底思います。行って後悔してる看護師さんに今のところ会ったことない・・・。
行ってよかったと思う大きな理由5つを紹介しますね!
視野が広がった
1つの土地にずっと住んでたら当たり前だったことが、違う土地に行くと当たり前じゃなくなる。
それを知るのがすごく楽しいです。
自分の地元から離れれば離れるほど、それぞれの「当たり前」を知れて、同じ日本でもこんなに違うんかーと思います。
違う価値観に触れると、自分の考え方が広がるし、こんな人生もあるんやなーって視野が広がりました。
視野が広いと、何かツライことがあっても、立ち直りやすくなると思う。
いろんな角度から考えられるし、選択肢が頭に浮かぶから。
石垣島で生活したあと、「都会でツラくなってもまたここに帰ってきたらいいかー」ってよくわからない安心感を感じるようになりました。w
海・空・星・花。自然に毎日癒される
海の綺麗さ、空の広さ、星の綺麗さ、花の多さ。
私が育ってきた大阪とは全てケタ違いでした。
通勤のとき、毎日の自然の変化を感じられるのがすごく幸せで。
海の色は毎日違うし、咲いてる花は多いし、通勤するだけで自然からパワーチャージしてもらってる感がありました。
部屋から朝日が見えたり、海に沈む夕日を見れたり、天の川や流星をみたり。
当たり前にそこにあるものを見るだけで、すごい幸せ感じるって、めちゃくちゃ素敵なことじゃないですか?
飾らない自分を見つめられる
沖縄(石垣島)でゴリゴリにおしゃれしてる人って、観光客くらいなんですよ。
島の人たちは基本的にTシャツ・短パン・サンダルで過ごしてる人が多いです。
なので、わたしも自分の所持品にお金を使わなくなりました。(かわいい服屋さんがないっていう理由が大きいんですけどねw)
大阪いてるときは、物欲との葛藤がすさまじかったんですよ。
梅田・難波いったら、あーあの服かわいい。あの靴ほしい。あーでもお金貯めなあかんし・・・みたいな。(笑)
そんな葛藤がなくなって、自分の内面を見つめる機会がすごい増えました。
モノが溢れた都会ではなかなかできないことでした。
でも、たまにはキラキラした都会で買い物したいですね。(どっちやねん)
今までの人間関係を整理できる
新しい環境は今までの人間関係を整理できます。
遠く離れてしまったら、本当に大切な人、これからも付き合っていきたい人だけが残ります。
地元の人間関係を煩わしく思っている人なら、ガラッと環境が変わるのでいいと思います。
同じような価値観の人と友達になれる
沖縄に応援ナースにきてる人はアクティブな人が多いです。
あんまりネガティブでどうせ自分なんて・・・ていう人はすごい少ないです。(わたし調べ)
自分で自分の人生を選択している人が多いので、一緒にいて楽しいし、いろんな刺激がもらえます。
沖縄応援ナースで大変だったこととデメリット
行ってみてよかったー!って心底思っていますが、確かに楽しいことばかりではありませんでした。
実際に働いてみて「大変やなー」と感じたことも紹介しておきます。
お給料が少ない
だいたい想像つくと思いますが、お給料は安いです。
わたしの場合、夜勤してないからよけいにお給料少ないんかもしれません。
それでも手取り19万はあります。(わたしのお給料)
貯金できるのは3〜4万円くらいですねー。
生活に困るほど少ないわけではないんですけど、がっつり貯金は難しいですね。
そして休みの日に毎回ダイビングとかしてたら、お金たまらんと思う。
でも、経験はプライスレスです。
友達ができないと寂しい
最初の2〜3ヶ月は友達がなかなかできなくて、寂しいときがありました。
カフェいっても一人やし。
一人で海で泳ぐの怖いし。
でも、仲良い友達が遊びにきてくれたり、自分からどこか出かけたりしてたら、そんなに寂しくないです。
飲み屋さんに行ってたら、そのうち友達ができます。
車がないとちょっとツライ
沖縄本島も、石垣島も、車がないとちょっと厳しいですね。
バイクも1ヶ月単位でレンタルできるんですけど、雨の日、すっごいツライ。
車も1ヶ月レンタルとかありますけど、月3万はするので、結構な出費になります。
よく聞かれることと、実際働いてみた感想
沖縄は閉鎖的?
島の生活って、よそ者に閉鎖的なイメージがあったんです。
「内地の人間らしいよ」的なよそよそしい感じがするんかなーと思ってたんですけど、ぜんぜんそんなことなかったです。
移住してきてる人もかなり多いので、そんなに特別感はないみたいですね。
わたしが住んでるのは石垣島ですけど、びっくりするぐらい毎日関西弁聞こえます。(笑)
職場の人はほとんど地元出身だったのですが、すーごい親切で素敵な方たちばっかりで、なんのストレスもなく毎日働かせてもらえました。ありがたい。
島の人間関係は大変?
島って、独特な人間関係がありそうですよね。
そこに馴染めるんかなーって不安やったんですけど、独特な人間関係、ありませんでした。笑
ただ、石垣島は狭い環境なので、家の近所で職場の人に偶然出会うことはありますし、街に出れば誰かしらに会います。
あと、コミュニティが狭いので、友達と友達がすぐつながります。よくも悪くも。笑
恋愛するとき、このコミュニティーの狭さはちょっと嫌かも、って思いました。
仕事内容はどんな感じ?
わたしが働いてるのはデイサービスなので、病院のことはなんともいえないですが、すごいゆるいです。
毎日三線と民謡を聴きながら仕事してます。
沖縄の方言を聞けるのもすごく楽しいです。
方言は聞き取れれる?
基本的に、ゴリゴリの沖縄の言葉で話す人は少ないです。
若い人は、イントネーションが沖縄なだけで、言葉は何いってるか普通にわかります。
おばあ・おじい同士で話してる会話は何いってるかマジでわかりません。
でも、おばあ・おじいも、内地の人間だとわかると、ちゃんとわかる言葉で話してくれます。
全くわからん言葉聞いたら、日本やけど、日本じゃないなーと不思議な気持ちになります。
独特の文化はある?
仕事で困るような独特の文化はないと思います。
いままで仕事して困ったことはないです。
文化とはあんまり関係ないけど、内地よりも上下関係がゆるい気がします。
あ、でもわたしの職場だけかもしれません。(笑)
仕事で困るような文化はないけど、独特の季節の行事がたくさんあって面白いです。
沖縄・離島応援ナースQ&A
私は今、東京の病院の回復期病棟で働いているのですが、久しぶりに電カルのある病院で働きました。笑
回復期なので、急性期に比べるとのんびりはしていますが、それなりにちゃんと頭使って働いてます。
ちゃんとした病院で働くのは3年ぶりぐらいで、最初は「これ何やったっけ?」「どうするんやっけ?」
っていうことがたくさんありました。
「3年も離れたら、こんなにも忘れてるんか」って少しショックでした。
でも、1ヶ月もしたらだんだん急性期で働いてたときのこと思い出してきます。
病棟での勤務年数にもよると思いますが、3年以上働いてたら大丈夫じゃなかろうか、、、と思います。
私は離島でしか働いたことがないので、本島の詳しいことはわかりませんが・・・
実際に本島で応援ナースをしていた友達から聞いた話によると本島(那覇)の方はかなり都会です。
おしゃれなお店もたくさんあるし、洋服買うもの、飲みに行くのも、困りません。なんでもあります。
離島は、生活には困らないけど、おしゃれなお店は限られてて、自分の好みを見つけるのは難しいかもしれません。
でも、そのぶん素朴な生活が楽しめます。
あと、離島はネットワークが狭いので友達と友達がすぐつながります、良くも悪くも。
でも、応援ナースの求人はどの島にもあるわけではないので、島だけを基準に求人を選ぶのではなく、求人条件も住む場所を考える一つの要因にした方がいいかもなーって思います!
私が働いていたところは、無理に延長を強いられることはありませんでした。
延長してくれるんやったら嬉しいけど、無理だったら仕方ないよね!みたいなスタンスです。
他の応援ナース友達も、無理に契約期間引き伸ばされたとかは聞いたことないです^^
応援ナースを受け入れている職場は、ほんとーに人が足りていないところがほとんどです。
私が働いた職場は「ちょっとだけでも来てくれてありがとう!」っていう職場ばかりでした。応援ナースだからといって冷たくあしらわれたことはないです。
職場の人たち、ほんとうにあたたかくていい人ばかりでした。
職場を離れた今も、パイナップル送ったりしてくれます;;♡
飲み屋さんに行く!離島はフレンドリーな飲み屋さんが多いです。
友達の友達が繋がったり、お店の人と仲良くなったり、徐々に友達の和が広がっていくと思います^^
沖縄応援ナースを充実したものにするには
思い切って沖縄にきたものの、全然楽しくない、ツライ、帰りたい・・・・
そんなふうになったらどうしよう・・・って躊躇してる看護師さんもいるかもしれません。
でも、楽しいと感じるか、楽しくないと感じるかは全て自分次第だと思うんですよね。
もし、沖縄応援ナースしてツライと感じたとき、
選ぶ病院が悪かった、とか、
場所が悪かった、とか
環境のせいにしてしまうと余計にネガティブなループにはまってしまいます。
楽しいと思うことにフォーカスしてたら楽しいことが見つかるし、
楽しくないことにフォーカスしてしまったら、楽しくないことしかみつからない。
環境のせいにして立ち止まるんじゃなくて、
自分から動いて、何かをしよう、という気持ちがあればどこでも楽しめます。
環境が変わるのを待ってたり、環境のせいにしてしまう人は、応援ナースするのはむずかしい気がします。
でも、沖縄で応援ナースしたい・・・!って思ってる看護師さんは、大体アクティブな人が多いです。
じっと待たずに行動するので、どこ行っても自分なりの楽しみを見つけて、充実した生活を送れると思います。
環境を変えるのはそれなりに勇気がいるけど、長い人生のうちのたった6ヶ月、挑戦してみるメリットの方が大きいと思いませんか?
とはいっても、沖縄の職場を自分で見つけて交渉するのは大変なので、そこはプロの力を借りて、自分に合った職場を紹介してもらいましょう!(笑)
わたしが毎回お世話になってるのがナースパワー人材センターです。
多分、応援ナースはここが一番メジャーだと思います。
少しでも参考になれば幸いです^^では!