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看護師の悩み

新人看護師時代に知っておきたかった業務を効率よく回すコツ

看護師の仕事は、自分の思うように仕事が進みません。

ナースコール、急変、緊急入院、ステルベン。

「え!なんで今!!」って思うことも多いですよね。

 

予測不能な事態がたくさん起こったときは「何から片付けていけばええんや・・・」と絶望することもあります。(特にリーダー業務のときとか)

[voice icon=”http://nomadonurse.xsrv.jp/wp-content/uploads/2017/02/DE1C6235-CFDC-43A7-BC06-B5A9.png” name=”ふくしま” type=”l”]こんにちは、ふくしまです。
5年間だけ急性期病院で看護師してました。
今は石垣島でゆるく働いています。[/voice]

 

多重課題の多い看護師業務。

それを効率よく回すにはどうすればいいのか?

今回注目するのは「集中力」です。

参考にした文献:自分を操る超集中力

 

急性期病院で働いてるときに、この知識があれば・・・ってすごく思いました。

 

すんごい忙しいときでも、集中力をフルで発揮できたら、効率よく働けて、ミスも減るのではないかと思うわけです。

「集中力」を最大限に発揮して、業務の効率を上げる方法を考えてみました。

 

集中力には限界がある

正確にいうと、集中するための「意志力」には限界があります。

モチベーチョンややる気、根性でどうにかなるものではないのです。

では、詳しく説明していきますね。

 

意志力は使うと減っていく

意志力は前頭葉から湧き出てきます。

ただ、意志力にも一定の量があって、集中力を使う度に、少しずつ意志力は消耗されていきます。

 

意志力の出処は一つだけ

  • ダイエットのために甘いものを食べない
  • 朝、着ていく服を決める
  • 誤薬をしないように5W1Hを確認する
  • 先輩の機嫌を損ねないようにコニュニケーションを取る
  • 家に帰って勉強する

全く違う行動のように見えますが、同じように意志力が消耗されていきます。

意志力はカテゴリー分けができないのです。

 

  • 仕事が忙しいから甘いものを食べてしまう
  • 彼氏との関係がうまくいかないから、仕事でもミスをしてしまう

「いやいや、関係ありませんやん!」っていうようなことも、実は自然なことやったんです。

 

仕事で意志力を使いきってしまったあと、甘いものを我慢する意志力は、もはや残されていない。

ちなみに、意志力は睡眠で回復します。

 

何かを決めるだけでも意志力を使っている

  • 今報告するべきかな
  • 患者さんに頼まれたことと、バイタル、どっち先にしたらいい?
  • 抗生剤はずしに行かな・・・
  • 滴下数合わせて、ドレーン見て・・・

自分の行動を決めるだけでも意志力は消耗されます。

 

頭の片隅に置いておく、どうしようか迷っている、そんなときにも意志力は消耗され続けます。

 

意志力の消耗を最小にするための看護師業務とは

長々と意志力について説明してきましたが、「ほな、効率よく仕事するにはどないしたらええのん」てなりますよね。

集中力を維持して、業務を効率的にするために必要なこと

  • 頭で考えて迷わない
  • 頭の片隅に置かない

「優先順位と動線考えて行動しなさい!」と先輩看護師さんは言うでしょう。

私がプリセプターのときも、そうやって新人看護師さんに言ってました。

 

でも、今なら思う。

どっち先にしたらいいの・・・?

って考えてる時間の方がムダなのではないかと。

 

そして、その優先順位なんて、新人看護師時代にわからないのでは。

看護師の仕事をして、失敗を重ねていくうちにわかってくるものなのでは。

 

命に関わるようなことは、何を差し置いても真っ先にやるべきですけど、それ以外のことは、とりあえず簡単にできることから片付けていけばいいと思うのです。

で、わからんかったらソッコーで先輩に聞く。(笑)

優先順位を考えて行動するのもいいんですけど、「これは後でもいいや」って後回しにする業務が増えるんですよ。

  • アイスノン交換
  • 先生に指示確認する
  • 入院の手続きする
  • 食事の確認する

別に、命に関わるようなことじゃないんです
でも、せなあかんこと。

それを「後にしよう」ってしてたら、結局やらなあかん業務が膨大になって、「うわあーーー!」ってなります。

そう、それは昔の私。

後でするか、今やるか。

後回しにするべきかを決めるのにも意志力は消耗されています。

それやったら、すぐにできることは、すぐにやってしまう。

アイスノン交換お願いされたら、まず先にやる。

「詰所帰るついでに取りに行こう」とか思うと、忘れるかもしらんし、頭にタスクを残しておくだけで作業効率が落ちます。

 

先生に確認したいけど、今忙しいかな・・・

って思って後回しにしてしまいがちやけど、とりあえず、ピッチに連絡だけ入れる。

外来中やったら、手が空いたら掛け直してください、って外来の看護師さんに伝える。

 

どうしようか迷ったら、とりあえずやるのが良いと思います。

 

検温回り始めに、「これは漏れておりますな・・・」という点滴を見つけてしまったとき。

しかも入りにくい患者さん。

「いや、もしかしたらまだイケるかもしれん・・・!」とよくわからんポジティブ思考になったりします。

絶対無理やのに。

 

まだ検温回らなあかん人いてるし、どうしよう。って思うけど、

重症の患者さんの検温終わってるんやったら、とりあえず、潔くルート抜いて、再挿入します。

 

時間かかりそうやったら、リーダーに「◯◯さんのルート漏れてたので、ルートキープしてきます。◯号室はまだ検温回れてません」って伝える。

もし、リーダーさんいてなかったらメモに書いて机に置いとくとか。

 

ルートキープで部屋に篭って出てけーへん、どこにおったん?みたいなことよくあるから、自分の居場所伝えておくのは大切です。

 

まとめ


「後でしよう」が増えると、最後の方、集中力が切れてほんまに「何からしたらええの?」状態になってしまいます。

やるべき業務を後回しにしないで、片っ端からかたずけていくと、思考がシンプルになって作業効率が上がります。

 

一番先にするべきことは、命に関わること。

それ以外のことは、優先順位考えずにできることからとにかく片付けていくのがおすすめです。

 

忙しい職場についていくのがツライと感じているとき

病棟の忙しい環境についていけない・・・
先輩との人間関係がつらい・・・

でも、経験年数1年未満で他の職場に変えるのって、よくない気がする・・・

 

そんなつらい思いをしながら働いている新人看護師さんは少なくありません。

人生のなかで、「逃げずに頑張るべきとき」というのはありますが、どうしてもツライ場合、逃げてもいいと思うのです。

 

残念ながら、新人看護師さんにとってよくない環境の病院ってあります。

わたしの周りの看護師友達も、経験年数1年未満で病院を変えた人はたくさんいます。

その後、転職先の病院で長く勤める看護師さんが多いです。

 

新人看護師のときの教育体制って、自分の看護師人生を左右するぐらい大切です。

「今の病院ってどうなん・・・?」って感じている新人看護師さんは、転職のプロに相談してみるのも一つの選択肢だと思います。

 

もうちょっと今の職場で頑張った方がいいのか、転職するべきなのか、客観的にアドバイスしてもらえます。

 

ふくしま的おすすめの転職サイト

新人看護師さんにとって大切なことは、じっくり話を聞いて、自分にあった職場を丁寧に一緒に探してくれること、です。

 

そんな新人看護師さんにオススメするのが「看護のお仕事」です。


長く勤められるところに転職したい新人のサポート体制が整っている職場に転職したいただ相談乗ってほしい、っていう新人看護師さんにおすすめです。

 

看護のお仕事は、全国で仕事探せるのもかなりメリット。

 

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