入院受け、緊張しますよね。
聞くこと多すぎてテンパるし、入院してきた人の申し送りも苦手やし。
こんにちは。ふくしまです。
私も新人看護師のとき、入院受けめっちゃ嫌でした(笑)
でも、回数重ねていくごとにコツをつかんできて、だんだん苦手意識は少なくなりました。
膨大な量のカルテ記入はいつまでたっても嫌でしたけどねw
今回は、私が
- 入院受けるときに気をつけてたこと
- 情報収集のポイント
を紹介していこうと思います。
入院前に準備しておくこと
入院の目的によって、アナムネ取るときの視点もちょっと変わってきます。
ポリペク後の1泊2日の観察入院と、心不全で入院してきたおばあちゃんのアナムネは違いますもんね。
予定入院と、緊急入院とまた違うし。
あんまり細かく設定決めてしまうと、ややこしいので、どんな患者さんでも気をつけておきたいことを書きますね。
まずは、カルテから情報収集
[wp-svg-icons icon=”checkmark” wrap=”i”]情報収集しておくべきこと
- 何のための入院か?
精査目的?加療?手術?検査入院? - 年齢・既往歴
入院歴ない人やったら、あんまり情報ないと思うのですが、外来の医師の記録だけは必ず読んでおきます。
[wp-svg-icons icon=”pencil-2″ wrap=”i”] 入院時のカルテに何を入力するのか調べておく
入院時って、すんごい色々入力することありますよね・・・。
初回入院やとなおさら。
バイタルはもちろんのこと、
- 既往歴
- 家族構成
- 排泄状況
- ADL
- 睡眠
- 食事
- 身長・体重
などなど・・・。
あとで、「あ!聞いてなかった!」ってならないように、どんな情報を入力せなあかんか調べておきます。
で、私の病院は電子カルテだったので、看護プロファイルの画面を印刷して、聞かなあかんところは印つけてました。
看護プロファイルに載ってないところは自分で書き足してました。
[wp-svg-icons icon=”checkmark” wrap=”i”] 入院時にするべきことのチェックリストを作る
- 面会はオッケー?
- 病札表示はオッケー?
- ネームバンドつける
- 入院オリエンテーションする
- 持参薬の確認
入院した人には誰でもする入院時の業務をチェックリストとして作っておきました。
で、印刷した看護プロファイルのところに一緒に書いて、漏れないかチェックしてました。
いざ、入院受け!
患者さんが入院してきました。
動けそうなら、病室にいく前に身長体重を測ってもらいます。(私はよく忘れるので先に測ってもらう)
で、病棟の案内をしがてら、お部屋に向かいます。
私がやっていたアナムネの流れ
[wp-svg-icons icon=”point-right” wrap=”i”]マスク外して笑顔で挨拶
入院受けるとき、すんごい緊張するんですけど、患者さんもすんごい緊張しているはずです。
マスクしてたら表情わからんし、なんか怖そうなので、とりあえずマスク外して挨拶してました。
患者さんのためでもあるんですけど、マスク外したとき、ビックリする顔の看護師さんいてません?
「あ、こんな顔やったんや・・・」みたいな(笑)
そんな風に思われるのが嫌で、最初はマスク外して挨拶してます。(自意識過剰)
あと、笑顔で挨拶したら、第一印象もいいし、スムーズに話聞けると思います。
第一印象って、あとの人間関係にも影響するから、すごい大切なんですよ!
[wp-svg-icons icon=”point-right” wrap=”i”] バイタルサインの測定
アナムネって、最初なにから聞いていいかわからないですよね?
とりあえず、バイタルから測りましょう。
入院時に採血とかある人も、先に取らせてもらうかな。
「じゃあ、先に血圧とお熱、測らせてくださいね〜」
「来てすぐで申し訳ないんですけど、血の検査があるので先に取らせてくださいね」
で、後に何にも予定ない患者さんは先に服着替えてもらったり、荷物整理してもらいました。
[wp-svg-icons icon=”point-right” wrap=”i”] 次に病歴聴取
新人のころ、これがすごい苦手でした・・・。
すんごいぎこちない、業務的なアナムネとってました。
もし、カチコチに緊張してしまいそうなら、患者さんに先に謝っておくといいです(笑)
「まだ経験が少なくて、ぎこちないことがあると思います、すみません。何か気になることあれば、いつでもおっしゃってくださいね」的な。
最初から自分の弱みを見せておくと、みんな優しいので「かまへんよ〜」ってなる人が多いです。
「今回の入院のこと、お家でのこと聞かせてくださいね。」
って最初に言ってました。
[wp-svg-icons icon=”point-right” wrap=”i”] 入院になった経歴を聞く
今回の入院はこのように聞いてるんですけど・・・
って電子カルテからみた情報を伝える。
そしたら、だいたいの患者さんは、「そうそう、」って言うて話してくれます。
で、「いままで大きな病気ってされたことありますか?」とか既往歴聞いていきます。
最初の出だしがうまいこといったら、あとは印刷した看護プロファイル見ながら聞いていったらよいのでは、と思います。
入院受けの数こなしてるうちに、聞くこと覚えてくるから、最初はぎこちなくて大丈夫です。
スムーズな申し送りのために聞いておくこと
入院してきた人の申し送りもすごい苦手でした。
新人看護師のとき、「全然患者さんのことわからんのやけど」っていう申し送りを何回したことか・・・
そんな申し送りにならないために、意識しておくことは?
みんなが聞きたいのはカルテに載ってない情報
そう、ADL、日常生活動作です!
元気な人やと、ADL自立してます〜の申し送りで済むんですけどね。
老年期の患者さんで、寝たきり、もしくは何かしらの介助が必要な患者さんは、ADLについての申し送りは必須です。
[wp-svg-icons icon=”checkmark” wrap=”i”]食事
- 食事は自分で食べられる?
- ムセこみはないか
- 食事形態はどんなんがいいか
[wp-svg-icons icon=”checkmark” wrap=”i”]排泄
- トイレまで歩けるのか?
- オムツなのか?
- 尿意・便意はあるのか?
これは絶対聞いておいた方がいいです。
[wp-svg-icons icon=”checkmark” wrap=”i”]どこまで動けるか
- ヒップアップできる?
- 体位変換は自分でできる?
- 麻痺はある?
[wp-svg-icons icon=”checkmark” wrap=”i”]認知はあるのか?
家族さんは認知ないです、言うてるのに、夜豹変する人めっちゃ多いからあんまりアテならんけど。
あとはコミュニケーションはどれぐらいとれるのか?
[wp-svg-icons icon=”checkmark” wrap=”i”]体についてるもの
- 酸素
- 点滴
- バルーン
- ドレーン
- ストーマ
もし、私が申し送り受ける立場なら、この辺知っておきたいなーって思います。
まとめ
- 入院受ける前から、聞くべき情報を整理しておく
- 入院時にするべき看護業務をまとめておく
- 第一印象は大切
- 緊張してます、と相手に伝えると緊張ちょっとやわらぐ
- 申し送りで聞きたいのは患者さんのADL
入院受けをこなしてるうちに、慣れてきます。
あんまり苦手意識を持たずに、失敗と改善を繰り返しながら、ぼちぼちいきましょう。
忙しすぎて業務についていくのがツライとき
病棟の忙しい環境についていけない・・・
先輩との人間関係がつらい・・・
でも、他の職場もみんな同じでしょ?
それに、経験年数1年未満で転職ってできるの?
って思いながら働いている看護師さん、多いのでは。
看護師さんは頑張り屋さんが多いので、ツライ環境の中で耐え忍んで頑張っている新人看護師さんも多いと思うのですが、その環境、大丈夫ですか?
残念ながら、新人看護師さんにとってよくない環境の病院ってあります。
わたしの周りの看護師友達も、最初に勤めた病院が合わなくて、経験年数1年未満で転職した人はたくさんいます。
その後、転職先の病院で長く勤める看護師さんが多いです。
人生のなかで、「逃げずに頑張るべきとき」というのはありますが、どうしてもツライ場合、逃げてもいいと思うのです。
逃げるというか、自分で自分の環境を変える、という選択をしてあげてください。
自分を守ってあげられるのは、自分だけですから。
とはいっても、自分一人で環境を変えるってなかなか難しいと思うのです。
- そもそも、自分に合った職場って・・・?
- 新卒の看護師を中途採用してくれる病院は近くにある?
- 新人の教育体制はしっかりしている?
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新人看護師さんにとって大切なことは、じっくり話を聞いて、自分にあった職場を丁寧に一緒に探してくれること、です。
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新人看護師のときの教育体制って、自分の看護師人生を左右するぐらい大切です。
尊敬する先輩のいる職場で、あなたらしく働けますように!応援してます!