自分はこんなに働いてるのに・・・!
あの人は全然うごく気配がない・・・
さっきから口しか動いてへんやないかい!
体をうごかさんかい。
ナースコール鳴ってますよ。
しかもあなたの患者さんですよ。
鳴ってるて。ナースコール鳴ってるて。
・・・早よ動けやあああああああああ
あ、感情移入しすぎた。しかも口が悪い。
毎日毎日、多忙な業務おつかれさまです。
8年目の看護師です。
働かない人がめちゃめちゃムカつく!それみるだけでストレス!
っていう看護師さんの気持ち、よくわかります。
(え?そんなイライラしない?)
以前のわたしは、「あの人、まじで全然働かへんやん・・・」って全然働かない看護師さんのこと、軽蔑の眼差しでみていたこともありました。(ごめんなさい)
でも、今は「仕方ないか」って思って心穏やかに過ごせるようになりました。
自分のイライラする感情を見てみぬフリをする「仕方ないか」ではなくて、そういう看護師さんを見ても、感情の起伏がなくなりました。
なんとも思わなくなったんですよね。
そのぶん、仕事のストレスが減りました。
働く人と働かない人との差がいやになったとき、どう考えればいいのでしょうか。
この記事では、わたしが心穏やかに過ごせるキッカケになった知識をシェアしていきますね。
頑張って働く看護師さんが、少しでも心穏やかに過ごせますように・・・!
働かない人はどこの職場にも必ず存在する
いろんな職場で働いてきて気付いたんですけど、「周りよりも明らかに働いてない人」はどの職場にもいます。
なんでやと思います?
それはもう、自然の摂理だったのです。
「働きアリの法則」をご存知ですか?
働きアリの法則とは
100匹の働きアリの集団を観察すると,100匹のうちの20匹がよく働き,60匹は普通に働き,残りの20匹はまったく働かない状態になるそうで、この現象は人間の世界も含めた自然界で共通する現象だというものです。
この法則で興味深いのは、働かない20匹を取り除くと,残った80匹がすべて働くアリになるのかというとそうではなく、新たに80匹のなかで16匹(20%)がよく働き,48匹(60%)が普通に働き,残りの16匹(20%)がまったく働かない状態に再編成されるというのです。
逆に,よく働く20匹を取り除いても残りの80匹で同じことが起こるそうで,常に3つのグループができて,それも常に2:6:2の比率になるというのです.
組織の中の2割の人は、絶対働かないようになっている・・・だと・・・?
これを知ったときの衝撃たるや。
自然の摂理・・・!どうしようもないんかーい!ってなりました。
働かない人がいなくなったところで、新しく働かない人ができるって・・・なんなんソレ・・・って感じですよね。笑
ということで、働かない人を働くようにはできません。
そこはあきらめましょう。笑
でも、自分の考え方や視点を変えることはできます。
いつでも環境は自分で変えられるんです。
選択する自由がたくさんあること、忘れたらあきません!(誰)
人間の考えかたのクセを知っておくだけでも全然違うんですよー!(ふくしまの経験上)
次に、人間の考え方のクセを紹介しておきます。
人は自分のしたことを過大評価し、他人のしたことは過小評価する
ここで質問です。
最近の恋愛関係について考えてみてください。
は?いきなりなに?って思うかもしれませんが。
まあまあ。
夕食作り・デートの計画・ケンカの解決など、
相手との関係を維持するためにしている全ての努力のうち、あなたがこなしているのは、何パーセントでしょうか?
あなたが60%だと答えたら、相手は40%と答えるはずで、合計して100%になる計算です。
でも、カップルの4組に3組が合計100%をかなり超えるんです!
つまり、お互いに自分の貢献度合いを過大評価しているんですねー。
なんでこんなことが起こるのか、というと。
人間は、他人が「してくれたこと」より、自分が「してあげたこと」に関する情報を多く手に入れます。
自分がした努力は、全部自分でわかるじゃないですか。
でも、パートナーの努力は、一部しか見えない。
見えてないところで、いろいろしてくれてたかもしれないのに。
相手のしてくれたことは、見えないこともあるので、必然的に自分の「してあげたこと」の方が多いように感じますよね。
これを「責任のバイアス」といいます。
相手の努力にたいして、自分のしたことを高く見積もってしまうことをいいます。
この話聞いたとき、自分の今までの恋愛をすごく反省しましたね。本当に。
ここに書くことじゃないけど。笑
で、看護師の仕事してるときも、この話を思い出すわけです。
わたしの知らないところで、
自分の患者さんのナースコール対応を誰かがしてくれてるかもしれないし、
患者対応してくれてるかもしれないし、
必要な看護業務をしてくれているかもしれない。
そう考えると、「お互いさまやな」って思えるんです。
お互いの貢献度を正しく評価するためには
自分ばっかり!!!ってなったときは、結構な確率で「責任のバイアス」にかかっています。
自分のしたことと、他人がしてくれたことを正しく評価するには、「他人がしてくれたことに注目する」です。
「自分はこんなけ働いたのに!!!」って自分の仕事を振り返る前に、他のスタッフが自分をサポートしてくれたことを思い出してみましょう。
相手がしてくれたことをまず考えるだけで、「自分だけ感」はかなり減ります。
むしろ、ありがとう〜。おかげさまで早く仕事終われた〜って思います。
わたしは毎日そう思ってます。かなり仕事のストレス減ります。
まとめ
自分だけが働いているというのは幻かもしれません。
自分がしたことにフォーカスしてしまいがちですが、他人がしてくれたことを見るように意識してみましょう。
私も、これ実践するようになってから、職場でイライラすることが激減しました。
心穏やかに働きたい看護師さんは、ぜひ試してみてくださいね。
とはいっても、業務の負担が多すぎる場合、それ自体がストレスでイライラする!っていう場合もあると思うのです。
業務の負担が多すぎる、もう体がついていけない・・・っていうときは、職場環境見直してみてもいいかもしれないですね。
自分の理想のライフスタイルと、今の職場で働いている自分を比べて、「これはイカン!」ってなったら、職場変えた方がいいと思います。
自分の理想がハッキリわかれば、職場選びもラクになりますよ。
ある程度自分でどんな職場がいいか考えておいて、転職サポートに相談してみるのが失敗しにくいと思います。
あとは、ちゃんとした病院紹介してくれるところにサポートしてもらうこと。
内部事情知らんと飛び込むのはキケンです。
自分の希望条件を提示して、それに合った職場を紹介してもらうのがラクやし、安心できます。
個人的にオススメなのは看護のお仕事です。
(こんなん)
全国対応してるから、地元の職場も探しやすいですよ。
いろいろ書きましたけど、なんやかんやで体がイチバン大切ですから。
頑張って働きすぎて、体壊さないでくださいね。
少しでも楽しく働けますように、応援してます!