看護師は高給取りと言われていますが、たくさんもらったお給料を、正しく使えている看護師さんは、どれぐらいいるのでしょうか。
かくいう私も、正しくお金を使えていなかった看護師の一人です。w
看護師は、働けばそれなりにいいお給料が入ってきます。
正社員として5年間働いていたのですが、
5年間で「また入ってくるやろ」精神ができあがり、いろんな買い物をしてしまう癖がついてしまいました。
しかし、今私は正社員として働いていません。
正社員として働いていない今、この精神だと、破産へまっしぐらです。(当たり前)
ワタクシ、今、血眼になってお金の勉強をしています。w
そんなときに出会ったのがこの本。
読んでみた感想は、もっと早く出会いたかったこの本!!!!
ものすごく勉強になったので、もっと色んな看護師さんに知ってもらいたい!と思ってシェアします。
稼げば稼ぐほど幸せか?
看護師のお給料は良い、と言われていても、お給料やボーナスをもらうたび、「こんなけか・・・」「もっと稼げたらなあ」って思っていませんか?
お給料が倍になれば、幸せも倍増すると思いがち。
でも、約600万円稼いでる人と、約280万円稼いでる人の満足度を調査したところ、
年収600万円稼いでも、年収280万円しか稼いでいない人たちより満足度は9パーセントしか増加しなかったんです。
(わかりやすく円で書きました。)
この調査からわかるように、大切なのはお金をたくさん稼ぐことではなく、
稼いだお金をどのように使うかなのです。
看護師の平均年収は400〜500万といわれてます。
幸せになるには十分な額です。
では、そのお金をどのように使っていけばいいのでしょうか?
次にハッピーマネーの原則5つを紹介しています。
経験を買う
夜勤明けで、買い物に出かけていませんか・・・?
ボーナスが入ったら、欲しいカバンやアクセサリーはありませんか・・・?
ほしいものが手に入ったときは、すごく幸せです、楽しいです。
でも、ものを買ったときの幸せや喜びはすぐ薄れていきませんか?
買ったときはかわいい!と思ったけど、よくよく見たら「いつ使うんコレ?」みたいな買い物、ありませんか?
(私はよくありました)
実は、物質的な購入は「買ってから後悔」を経験する可能性がかなり高いのです。
経験を買うのはいいけど、いやな思いをしたら・・・?
安心してください。
人は、かなり不快な経験でも、記憶の中では「思い出フィルター」がかかって楽しくみえるものなのです。
インド旅行にいったとき、ブッダガヤーからバラナシまでバスで移動したんですけど、
それがもうめっちゃくちゃツラくて。笑
椅子はカッチカチやし、エアコンないし、外からの砂埃はやばい。
予定の時間より6時間もオーバーしてたどり着いたバラナシ。
バスに乗った時間、約12時間。
さらに着いた日がなにやら祭りで通行止めのため、宿までタクシーで行けず、
20キロの荷物を背負い、人混みをかき分けやっと宿についたわけです。
地獄やん。なんなんこれ。って思った。
めっちゃくちゃ不快やったけど、やっぱ楽しかったって思うもんね。今になれば。笑
みなさんもそんな経験ないですか?
経験は、自分の人生の価値観を作ってくれます。
昔を振り返るとき、思い出すのは買ったものではなくて、経験ではないでしょうか?
物質的な買い物は、「今」幸せを満たしてくれるものかもしれません。
でも、経験的な買い物は、時間がたったとき、じんわり幸せを感じられるのです。
ご褒美にする
物質的な買い物の喜びが持続しない大きな理由が「慣れ」です。
買ったときは、最高!と思っていても、それに繰り返し触れれば触れるほど、最初のインパクトは弱くなってしまいます。
今あるものに感謝できると、人生はすごく幸せなものになります。
しかし、ものが豊富にありすぎると、感謝の気持ちは薄れていってしまうのが人間。
永久に感謝の気持ちを持ち続けるのは、かなり難しいのです。
距離を置いて、新鮮味を取り戻す
初めてのときと同じような幸せを感じるには、「慣れ」を取り除くこと。
好きなものの断食期間を設けると、同じように幸せを感じられるようになります。
好きな曲を毎日聞いていたら、初めて聞いたときのハッピー感が薄れてしまうように、
美味しいお菓子を毎日食べていたら、初めて食べたときの感動がなくなるように
「慣れ」は幸せを薄めていってしまうのです。
好きなものほど、長い期間楽しみたい。
それなら、毎日触れ合うことはやめましょう。
「慣れ」は幸せのハードルを上げ、「不足」が幸せのハードルを下げてくれるのです。
カフェオレが好きで毎日飲んでいるなら、いつもは普通のコーヒーにして、休みの日だけカフェラテを飲む、とか。
物質的な買い物を、経験的な買い物にできるのは、この「ご褒美感」です。
時間を買う
人が生活の中で不快に感じるものはなんだと思いますか?
多くの人は、仕事・買い物・通勤・家事の時間を不快に感じています。
一方で、運動・読書・瞑想をしている時間は人はめったに不快な気分にならないのです。
家族や友人と過ごしているときにも、気分は前向きになります。
どれだけ不快な時間を減らして、楽しい時間を増やせるか?が大切です。
そのためのお金なら使っても良し、と考えることです。
将来の自分の時間の過ごし方にどんな影響があるのか考える
似たような製品のどちらを購入しようか迷っているとします。
特徴や値段は違うけど、どれに決めようか迷っているときは、将来の自分の時間の過ごし方に影響があるかどうかを考えてみましょう。
どっちを買っても一緒やな、って思ったときは安い方を選びましょう。
買うときは、買ったあとの時間のコストを考える必要があります。
ペット(例えば犬)を飼うことは、経済的なコストだけで考えると、メリットは何一つありません。
でも、ペットと過ごすことで、散歩する時間が増えたり、ペットを通して人とのつながりが増え、幸せを感じる時間は増えます。
見栄えや機能性を気にするよりも、この買い物は、どのように自分の時間に影響するのか?を購入するときに考えてみましょう。
より幸せな時間を使うための選択にシフトするはず。
先に払って後に消費する
わたしたちの普段の生活は「先に消費してあとで支払う 」ことが多いと思います。
主にクレジットカードですね。
私もクレジットカードよく使ってました。
使いすぎて ひいいいい!ってなってました。
人は、お金を支払いに痛みを感じます。(正確には、痛みを感じたときに反応する脳の領域と同じところが反応している)
クレジットカードの支払いは、支払いをあとに遅らせることで、購入時の支払いをものすごく小さくしてくれるのです。
でも、支払いの痛みが少なすぎて、つい使いすぎてしまう。
収入と支出のバランスがとれているなら大丈夫なんです。
でも、クレジットカードって、未来の結果の判断をつい鈍らせてしまいません?
「いま」満足したいから、「支払い」は苦痛やから先延ばし。
未来のことは楽観視できるから、「いけるやろ」と思って使いすぎてしまうんですね。
クレジットカードの請求額に怯えた経験のある看護師さんはどれぐらいいますか?笑
私もそのうちの一人です。
現在の自分を気にかけるほど、将来の自分を気にかけていないという事実に気付きましょう。
借金は幸せを奪う
稼ぐ金額よりも、負債金額の方が幸福度には大きな相関関係がありました。
つまり、稼ぐ金額は同じでも、借金を背負っているだけで幸福度は減ってしまうのです。
貯金をするよりも、借金の返済にあてる方が幸福度を上げるのにはいいのかも。
私もはよ奨学金かえさな!!!!
使いすぎてしまう・・・っていう方は、デビットカード使うようにした方がいいですよ。
先に払って、あとに消費することで、遠い将来のことを現実的に考えられるようになります。
他人に投資する
少ない金額でも、他人のために使うと私たち自身の幸福感に効果が現れます。
1000円を渡して、自分の好きな額だけ他人に分けてくださいという実験
この実験では、たくさん人にあげればあげる程、人々は幸せを感じました。
さらにおもしろいのは、その実験のとき、被験者にロール綿を噛んでもらっていました。
そのロール綿に含まれる唾液からホルモンを測定していたのです。
どのくらいの金額を自分のものにするかを決めるときに、
恥を感じれば感じるほど、その後の唾液中のコルチゾールのレベルが高くなっていたんです!
寛大になるか、ケチるかで、体に強い影響がでるんです。
人に投資するときのポイント
現金そのものを人に与えれ、というわけではなく、
ものでもいいんです。
「人のためにお金を使う」という行為が良いのです。
与えることで自分の幸せを最大化するためのポイントは3つです。
- 自分がどんな影響を与えられたのか自分の目で確認できるもの
- 自分で選べるもの(強制的に投資させられたわけではないもの)
- 他人とのつながりを感じられるもの
家族に美味しいご飯とプレゼントするとか
仲の良い友達にちょっとしたプレゼントを買っていくとか
高いものじゃなくて、ちょっとしたことでいいんです。
お金を人にあげると、人にあげられるほどたくさんのお金を持っているような気持ちになれます。
まとめ
当たり前のようで、できてないことばっかりじゃありませんでした?
ほんのりわかってるけど、自分がこの原則に従ってお金を使ってるか?って考えたら
「全然やん!!!!」ってなりました。
お金を使うときは、この5つに当てはまってる?って考えて使うようにしようと思います。
お金の使い方の道標を知るだけで、自分を幸せに近づけてあげられるって素敵ですよね。
日頃のお金の使い方、見直してみませんか?
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ブログではサラッとしか紹介できへんかったけど、本にはもっと詳しく書いてます。
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